応答スペクトルに関する地震動ハザード評価(試作版)
地震調査研究推進本部はこれまで、地震動予測地図として、「全国地震動予測地図」及び「長周期地震動予測地図」を公表してきました。
「地震に関する観測、測量、調査及び研究の推進についての総合的かつ基本的な施策(第3期)」における「工学的利活用に向けて、地震動の応答スペクトルに関する地震動予測地図を作成する」方針のもと、応答スペクトルに関する地震動ハザード評価(試作版)を公表します。
工学的利活用をはじめとした様々なニーズを踏まえた成果のあり方を検討する基礎資料となるよう、本試作版は評価条件や試算結果を中心にまとめています。本試作版の地震動評価では、応答スペクトルに関する地震動予測式を用いており、複数の固有周期を考慮した地震応答振幅の確率評価を行うことが可能となります。
◆評価方法の基本的な考え方や評価式の選定について
令和4年に公表された概要資料、報告書を参照ください。
その他の関連情報としては、防災科学技術研究所の技術資料を参照ください。
◆評価結果について
以下の通り評価対象地点を拡大しています。
評価された数値データ等は参照先リンクをご確認ください。
公 表 時 期 | 評 価 対 象 地 点 | 参 照 先 |
---|---|---|
令和7年9月 | 全国各地(1kmメッシュごと) | J-SHIS |
令和5年12月 | 代表61地点 都道府県庁所在地の市役所(東京都は都庁)及び北海道の各振興局位置 |
J-SHIS Labs |
令和4年11月 | 代表3地点 東京、名古屋、大阪の都府県庁 (PDFのみ) |
各地点の地震動ハザードの試算結果 |
※評価結果のご利用に際して、以下の点にご留意ください。
- 過去の地震観測記録に基づく経験式により評価していること。
- 工学的基盤位置(Vs = 400 m/s相当)における評価であり、必要に応じて地盤や構造物等の非線形性を加味する必要があること。
◆応答スペクトルに関する地震動ハザード評価(試作版)の概要
応答スペクトルに関する地震動ハザード評価(試作版)を要約した資料です。