防災教育支援推進ポータル
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新居浜市小中学校における防災教育の展開

 平成16年に3ヶ月に渡って毎月連続して台風災害に見舞われた新居浜市の小中学校を舞台にして、新居浜市教育委員会と地域自治会、並びに関係自治体やNPO、それと愛媛大学などが一体となって、総合的な防災教育を実施し、防災まちづくりの全国の模範となる防災教育システムの構築を目的として活動した。また、愛媛県下の他の市町にもモデル的に防災教育を展開していった。
 具体的には、小学高学年向けならびに中学生向けの防災副読本の作成、四国防災八十八話の紙芝居教材の開発と実施、小学校と地域が一体となった合同総合防災訓練プログラムの開発と実施、四国防災八十八話に学ぶ防災作文コンクールなどを実施した。これらの実施に際しては、防災教育推進委員会を設立し、教材の開発やカリキュラムの作成に際しては防災科学技術の研究成果を活用した。また、地元向けに防災教育報告会を開催し、成果を地域に還元した。