地震調査研究推進本部


トップ関東地方中部地方>長野盆地西縁断層帯(信濃川断層帯)

長野盆地西縁断層帯(信濃川断層帯)

 長野盆地西縁断層帯は、長野盆地の西縁に沿って分布する活断層帯です。
 長野盆地西縁断層帯は、長野県下高井郡 下高井郡 野沢温泉村から木島平村、飯山市、中野市、小布施(おぶせ)町、長野市、千曲(ちくま)市、東筑摩郡麻績(おみ)村、筑北村にかけて、長野盆地の西縁に沿って延びています。長さは約74kmで、概ね北北東−南南西に延びています。北西側が南東側に対して相対的に隆起する逆断層帯です。長野盆地西縁断層帯は、その形態などから、野沢温泉村から千曲市に至る長さ約59kmの飯山−千曲区間と、千曲市から筑北村に至る長さ約15kmの麻績区間に区分されます。

※それぞれの図をクリックすると大きく表示されます。
 

 【 断層帯の過去・将来の活動 】  【 将来の地震発生の可能性 】  【 リンク 】

○断層帯の過去・将来の活動  [上に戻る]
<過去の活動>
 飯山−千曲区間の最新の活動は、1847年に発生した善光寺地震(マグニチュード(M)7.4)であると考えられます。この時、断層の北西側が南東側に対して、相対的に2−3m程度隆起したと推定されます。活動の間隔は、8百−2千5百年程度の可能性があります。
 麻績区間については、過去の活動は不明であす。
<将来の活動>
 長野盆地西縁断層帯は、飯山−千曲区間と麻績区間の2つの区間に分かれて活動すると推定されます。
 飯山−千曲区間では、M7.4−7.8程度の地震が発生すると推定され、その際、断層の近傍の地表面では、北西側が南東側に対して相対的に2−3m程度高まる段差や撓(たわ)みが生じる可能性があります。
 麻績区間では、M6.8程度の地震が発生する可能性があり、その際、断層の近傍の地表面では、北西側が南東側に対して相対的に最大2m程度高まる段差や撓(たわ)みが生じる可能性があります。
 飯山−千曲区間と麻績区間はそれぞれ別々に活動すると推定されますが、両区間が同時に活動する可能性も否定できません。その場合にはM7.9程度の地震が発生する可能性もあります。この場合の地震発生確率を求めることはできませんが、各区間が単独で活動する確率より大きくなることはないと考えられます。

 詳しい内容を知りたい方は、「長野盆地西縁断層帯(信濃川断層帯)(一部改訂) (PDF)」をご覧下さい。
 また、関連資料として「関東地域の活断層の長期評価」もご覧下さい。


○将来の地震発生の可能性  [上に戻る]
[飯山−千曲区間]
 地震の規模  : M7.4−7.8程度
 地震発生確率: 30年以内に、ほぼ0%  地震発生確率値の留意点
 地震後経過率: 0.07−0.2  地震後経過率とは?
 平均活動間隔: 800年−2500年程度
 最新活動時期: 1847年善光寺地震

[麻績区間]
 地震の規模  : M6.8程度
 地震発生確率: 不明  地震発生確率値の留意点
 地震後経過率: 不明  地震後経過率とは?
 平均活動間隔: 不明
 最新活動時期: 不明

 詳しい内容を知りたい方は、「長野盆地西縁断層帯(信濃川断層帯)(一部改訂) (PDF)」をご覧下さい。
 また、関連資料として「関東地域の活断層の長期評価」もご覧下さい。


○リンク  [上に戻る]

 地震動予測地図等

 活断層評価等

 地震活動等

 地方自治体等



上に戻る
「関東地方」に戻る
「中部地方」に戻る


Copyright © the Headquarters for Earthquake Research Promotion , All rights Reserved.