6月6日、7日 大分県中部の地震活動


2007年6月6日21時頃から、大分県中部でM4.9を最大とする地震活動が発生した。最大となる6日23時42分のM4.9(深さ11km、最大震度4)の地震の発震機構は南北方向に張力軸を持つ型で、地殻内で発生した地震である。地震活動は、翌7日17時22分にM4.7(深さ9km、最大震度4)、同20時50分にM4.7(深さ8km、最大震度4)の地震が発生するなど、数日間活発であったが、以後、次第に減衰してきている。
今回の活動の震央付近では、過去にも同様な活動が度々見られており、目立ったものとして2000年4月29日のM4.2(最大震度4)の地震を最大とする活動がある。(図A

1923年8月以降、今回の地震の震央周辺では、1975年4月21日に発生したM6.4の地震が最大である。なお、歴史記録等によると、1596年9月1日に別府湾でM7.0の地震が発生している。(図B


気象庁
平成19年7月11日第170回地震調査委員会資料 『2007年6月の地震活動の評価』