7月1日 根室支庁北部の地震


2007年7月1日13時12分に根室支庁北部の深さ132kmでM5.8の地震が発生し、最大震度4を観測した。発震機構は太平洋プレートの沈み込む方向に張力軸を持つ型で、太平洋プレート内部(二重地震面の下面)で発生したと考えられる。
今回の地震の震源付近(断面図の領域b)では、1997年11月15日のM6.1の地震以降、M5を越える地震は発生していなかった。(図A

1923年8月以降のM5以上の活動をみると、今回の地震の震源のごく近傍ではM6クラスまでだが、周辺まで見るとM7を超える地震も発生している(図B)。


気象庁
平成19年7月11日第170回地震調査委員会資料 『2007年6月の地震活動の評価』