12月29日 宮城県沖の地震
2004年12月29日22時58分に宮城県沖の深さ39kmでM5.5(最大震度3)の地震が発生した。発震機構は西北西−東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、太平洋プレートと陸のプレートの境界の地震である。余震活動はM2.0未満が数回観測された程度で低調である。
今回の地震は地震調査委員会による宮城県沖地震の想定震源域内で発生した。想定震源域付近(領域c)におけるM5.5以上の地震活動の推移を見ると、1978年宮城県沖地震の前後に比較して、1980年代後半以降は低調になっている。
気象庁
【平成17年1月12日第137回地震調査委員会資料 『2004年12月の地震活動の評価』】