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長野盆地西縁断層

データは,地質調査所が実施したボーリング調査等によるものである。

   table1592
表 3.20: 長野盆地西縁断層の地震の発生年と発生間隔。 発生間隔の算出には発生年の中央値を採用。 以後data set 長野盆地西縁Iとし,最新の地震を除いたものを data set 長野盆地西縁I'とする

パラメータの最尤値を表3.21に示す。 やはり4つのモデルに大きな差はなく,Poisson過程とは明らかに差がある。

   table1615
表 3.21: 長野盆地西縁断層のdata setについて,最尤法によって求めた 各モデルのパラメータとAICの値,及びPoisson過程(指数分布)のAICの値。 bold体は4モデル中の最小のAICを示す

3.21のパラメータを用いて地震発生確率を求めると 表3.22のようになる。

   table1648
表 3.22: 各分布毎の,長野盆地西縁断層を震源域とする,1847年時点の 今後30年,50年及び100年の地震発生確率



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地震調査研究推進本部
Wed Jan 13 17:30:00 JST 1999