大学における地震予知研究の推進(文部省の主要施策)

1.大学における地震予知研究は、測地学審議会が文部大臣及び関係大臣に建議する地震予知計画及び地震調査研究推進本部の「地震調査研究の推進について」等に沿って、気象庁、国土地理院等の関係機関と連携しつつ、総合的、計画的に実施している。
 
2.平成5年の測地学審議会建議に基づく第7次計画(平成6〜10年度)は、地震予知の手法を確立し精度を高める観測研究において、「地震発生のポテンシャル評価」を項目として取り上げたことが特徴といえる。しかし、平成6年度には、日本は度重なる大地震に見舞われ、平成7年1月に発生した兵庫県南部地震では、阪神・淡路地域に甚大な被害が及んだ。この地震を契機として第7次地震予知計画の見直し建議がまとめられ、地震発生のポテンシャル評価を目指す観測研究や活断層に関する調査研究を一層推進し、地震情報を社会に還元する機能の強化及びこれに対応する体制の整備を行うこととした。
 
3.測地審議会は、第7次計画が平成10年度に終了することから、平成9年6月のレビューを踏まえて、次期計画策定のための検討を行い、平成10年8月に「地震予知のための新たな観測研究計画の推進について」を建議した。同建議では、@地震発生に至る地殻活動解明のための観測研究、A地殻活動モニタリングシステム高度化のための観測研究、B地殻活動シミュレーション手法と観測技術の開発を推進することとしている。また、地震調査研究推進本部が平成11年4月にまとめた「地震調査研究の推進について」においても、上記の観測研究等を推進することとしている。
 
4.文部省においては、これらを受けて、6国立大学(北海道、東北、東京、名古屋、京都、九州)の理学研究科等及び、東京大学地震研究所、京都大学防災研究所を中心に観測研究を推進している。
 
(地震予知研究関係予算)
                                                         (単位:百万円)

    項     目

11度予算額

12年度予算案

比較増△減額

T.地震予知計画事業費
(「地震予知のための新たな観研究計画」対応)

   279
 

   279
 

     
 

U.地震予知関係設備の整備充実

   101

   108

     

V.観測所の運営等

 1,831

 1,852

    21

       
 

 2,211
 

 2,239
 

    28
 
 
(過去5か年の予算の推移)                                  (単位:百万円)

 

7年度

8年度

9年度

10年度

11年度

12'(予定)

地  震
 

2,127
 

 2,374
 

 2,660
 

 2,299
 

 2,211
 

  2,239
 



阪神・淡路大震災からの5年間を振り返ってへ戻る
議事次第へ戻る
地震調査研究推進本部のホームページへ戻る