(1)地球の内部はこうなっている

地球の構造はニワトリの卵に似ています。外側を包む殻にあたる部分を“地殻”、その下の白身にあたる部分を“マントル”、中心の黄身にあたる部分を“核”と呼びます。

 上層部の地殻は岩石でできていますが、大陸と海洋で、厚さも成分も異なります。マントルは固体で、深さ400〜700kmを境に、上部マントルと下部マントルに分かれます。地殻とは異なる物質でできており、地球の体積の約80%を占めています。深さ2900kmより内部を核といい、約5100kmの深さで外核と内核に分かれます。外核は液体、内核は固体と考えられています。

図1−2 地球内部の構造