東北地方
① 2月中に、「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震域内ではM5.0以上の地震が11回発生した(関東・中部地方も参照)。また、最大震度4以上を観測する地震は3回発生した。
以下の②〜④の地震活動は、東北地方太平洋沖地震の余震域内で発生した。
② 2月17日に三陸沖でM6.9の地震(最大震度4)が発生した。この地震に伴い津波が発生し、岩手県の久慈港で27cmの津波を観測したほか、北海道から岩手県の太平洋沿岸にかけて微弱な津波を観測した。また、この地震の後、20日にM6.5の地震(最大震度3)、21日にM6.4の地震(最大震度2)が発生するなど、地震活動が活発になった。
③ 2月17日に岩手県沖でM5.7の地震(最大震度5強)が発生した。
④ 2月26日に宮城県沖でM5.0の地震(最大震度4)が発生した。
地形データは日本海洋データセンターのJ−EGG500、米国地質調査所のGTOPO30、及び米国国立地球物理データセンターのETOPO2v2を使用
[上述の地震はM6.0以上または最大震度4以上、陸域でM4.5以上かつ最大震度3以上、海域でM5.0以上かつ最大震度3以上、その他、注目すべき活動のいずれかに該当する地震。]
※注
M:マグニチュード
N:図中の地震の総数
depth:震源の深さ
UND:M1.0未満及びMが決まらなかった地震
記号の凡例は左が地震の大きさ,右が震源の深さを示す。
気象庁・文部科学省
【平成27年3月10日第274回地震調査委員会資料 『2015年2月の地震活動の評価』】