10月26日 福島県沖の地震(その3)



ウ.過去の地震活動
1885年以降の活動を見ると、東北地方太平洋沖地震の発生以前、十勝沖から福島県沖までの日本海溝付近(領域b)では、M6.0以上の地震がしばしば発生している。
1896年6月15日に海溝軸の西側でM8.2の地震(最大震度3〜2相当**、明治三陸地震)が発生した。この地震により津波が発生し、北海道から三陸の沿岸で死者20,000人超の大きな被害が生じた。津波の最大の高さは岩手県綾里湾の38.2m(平均海水面からの高さ)である。また、1933年3月3日に海溝軸の東側でM8.1の地震(最大震度5、昭和三陸地震)が発生した。この地震により津波が発生し、北海道から三陸の沿岸で死者・行方不明者3,000人を超える大きな被害が生じた。津波の最大の高さは、岩手県綾里湾の28.7m(平均海水面からの高さ)である(津波の高さ及び被害は「最新版 日本被害地震総覧」による)。

**最大震度については、地震報告(中央気象台)による。なおこの期間の震度は、微・弱・強・烈の階級で記載してあるので、これに対応する震度を、現在の震度階級に相当する震度で表現した。


気象庁
平成25年11月12日第257回地震調査委員会資料 『2013年10月の地震活動の評価』