10月26日 福島県沖の地震(その2)



(2)地震活動
ア.最近の地震活動
1997年10月以降の活動を見ると、東北地方太平洋沖地震の発生以前、今回の地震の震央付近(領域a)では、M5.0以上の地震が時々発生していた。2005年11月15日にM7.2の地震(最大震度3)が発生し、この地震により、岩手県の大船渡で42cm、宮城県の石巻市鮎川で16cmの津波を観測した。
東北地方太平洋沖地震の発生以降は、地震活動がそれまでよりも活発化し、2012年12月7日にM7.3の地震(最大震度5弱)が発生し、石巻市鮎川で98cmなど東北地方の太平洋沿岸で津波を観測した。その後、地震活動は徐々に低下してきているが、東北地方太平洋沖地震の発生以前よりも活発な状態は継続している。

イ.発震機構
東北地方太平洋沖地震の発生以前は、日本海溝より西側でプレートの沈み込みに伴う逆断層型の地震が多数発生していたが、日本海溝付近では地震はほとんど発生していなかった。
東北地方太平洋沖地震の発生以降、日本海溝付近の太平洋プレート内部では、2012年12月7日のM7.3の地震(最大震度5弱)など正断層型の地震が多数発生しており、今回の地震も正断層型である。また、2011年7月10日のM7.3の地震(最大震度4)など、横ずれ断層型の地震も発生している。


気象庁
平成25年11月12日第257回地震調査委員会資料 『2013年10月の地震活動の評価』