5月14日 マリアナ諸島の地震
2013年5月14日09時32分(日本時間、以下同じ)に、マリアナ諸島の深さ619kmでM7.3の地震が発生し、日本国内で最大震度1を観測した。この地震の発震機構(気象庁によるCMT解)は、太平洋プレートの沈み込む方向に圧力軸を持つ型で、太平洋プレート内部で発生した地震である。マリアナ諸島付近では、太平洋プレートがフィリピン海プレートの下に高角で沈み込んでいる。
1970年1月以降の地震活動を見ると、今回の地震の震源付近(領域b)では、M7.0を超える地震が時々発生しており、日本国内で震度1を観測することがある。
※本資料中、今回の地震の震源要素およびCMT解は気象庁による。その他の震源要素は米国地質調査所(USGS)による。プレート境界の位置と進行方向はBird(2003)*より引用。
*参考文献
Bird, P. (2003) An updated digital model of plate boundaries, Geochemistry Geophysics Geosystems, 4(3), 1027, doi:10.1029/2001GC000252.
気象庁
【平成25年6月11日第252回地震調査委員会資料 『2013年5月の地震活動の評価』】