1月1日 鳥島近海の地震



2012年1月1日14時27分に鳥島近海の深さ397kmでM7.0の地震(最大震度4)が発生した。この地震の発震機構(CMT解)は、太平洋プレートの沈み込む方向(西下がり)に圧力軸を持つ型で、太平洋プレート内部で発生した地震であった。
今回の地震では、沈み込む太平洋プレート内を伝わった地震波により、東北地方から関東地方にかけての太平洋側で揺れが大きくなった(異常震域と呼ばれることがある)。
1974年7月以降の活動を見ると、伊豆諸島から小笠原諸島に至る海域では、M7.0以上の地震が度々発生している。


気象庁
平成24年2月9日第235回地震調査委員会資料 『2012年1月の地震活動の評価』