4月の千葉県東方沖の地震



2011年4月12日08時08分に千葉県東方沖の深さ26kmでM6.4の地震(最大震度5弱)が発生した。この地震の発震機構(CMT解)は南北方向に圧力軸を持つ横ずれ断層型である。
また、2011年4月17日13時38分に千葉県北東部の深さ35kmでM4.5の地震(最大震度3)が、同日15時49分に千葉県北東部の深さ35kmでM4.6の地震(最大震度3)が発生した。
また、2011年4月21日22時37分に千葉県東方沖の深さ46kmでM6.0の地震(最大震度5弱)が発生した。この地震の発震機構(CMT解)は西北西−東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型である。
4月12日の地震はフィリピン海プレート内部で発生したものである。4月21日の地震は太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界で発生したものである。なお、いずれの地震についても、余震は徐々に少なくなってきている。

1923年8月以降の活動を見ると、今回の地震の震央周辺(領域e)では、M6.0前後の地震が時々発生している。


気象庁
平成23年5月11日第226回地震調査委員会資料 『2011年4月の地震活動の評価』