4月1日 秋田県内陸北部の地震
2011年4月1日19時49分に秋田県内陸北部の深さ12kmでM5.0の地震(最大震度5強)が発生した。この地震の発震機構解は東北東−西南西方向に圧力軸を持つ横ずれ断層型で、地殻内で発生した地震である。この地震のあと、震度1以上を観測する余震が4月12日までに5回発生したが、その後は発生していない。
1997年10月以降の活動を見ると、今回の地震の震央付近(領域a)では、M2.0以上の地震はほとんど発生していなかった。
1923年8月以降の活動を見ると、今回の地震の震央周辺(領域b)ではM5.0以上の地震が今回の地震も含めて3回発生している。このうち、1955年10月19日に発生した二ツ井地震(M5.9、最大震度3)では、負傷者4人などの被害が生じた(「最新版 日本被害地震総覧」による)。
気象庁
【平成23年5月11日第226回地震調査委員会資料 『2011年4月の地震活動の評価』】