2011年4月の全国の地震活動(マグニチュード4.0以上)



4月中に、「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震域内では、M7.0以上の地震が2回、M6.0以上の地震が10回、M5.0以上の地震が56回発生した。また、最大震度5弱以上を観測した地震は10回発生した。

このほか、「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震域外では以下の活動があった。
・4月1日に秋田県内陸北部でM5.0の地震(最大震度5強)が発生した。
・4月12日に長野県北部でM5.6の地震(最大震度5弱)が発生した。この地震の最大余震は同日に発生したM4.7の地震(最大震度3)であった。
・4月16日に茨城県南部でM5.9の地震(最大震度5強)が発生した。この付近では「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の発生以降、地震活動が活発になっており、4月2日にM5.0の地震(最大震度5弱)も発生した。
・4月17日に新潟県中越地方でM4.9の地震(最大震度5弱)が発生した。
・4月19日に秋田県内陸南部でM4.9の地震(最大震度5弱)が発生した。

[図中に日時分、マグニチュードを付した地震はM5.0以上の地震、またはM4.0以上で最大震度5弱以上を観測した地震である。また、上に表記した地震はM6.0以上、またはM4.0以上で最大震度5弱以上を観測した地震である。]

※注
M:マグニチュード
N:地震の発生個数(M4以上の地震)
depth:震源の深さ
記号の凡例は左が地震の大きさ,右が震源の深さを示す。


気象庁・文部科学省
(気象庁作成資料には、防災科学技術研究所や大学等関係機関のデータも使われています)
平成23年5月11日第226回地震調査委員会資料 『2011年4月の地震活動の評価』