5月10日 和歌山県北部の地震



2011年5月10日23時01分に和歌山県北部の深さ5kmでM4.2の地震(最大震度4)が発生した。この地震の発震機構は西北西−東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型であった。この地震は地殻内で発生した。今回の地震の震源付近(領域b)では、5月12日02時46分にも深さ6kmでM3.5の地震が発生し、最大震度3を観測した。この地震の発震機構は、東西方向に圧力軸を持つ逆断層型であった。
1997年10月以降の活動を見ると、今回の地震の震源周辺(領域a)では、定常的な地震活動があり、しばしばM4.0前後の地震が発生している。このうち、2006年5月15日のM4.5の地震(最大震度4)では、負傷者1人、ブロック塀倒壊1件、ガラス破損2件の被害を生じた(総務省消防庁による)。

1923年8月以降の活動を見ると、今回の地震の震央周辺(領域c)では時々M5.0を超える地震が発生している。
また、少し離れたところではM6.0を超える地震も発生しており、このうち平成7年(1995年)兵庫県南部地震(最大震度7)では、死者・行方不明者6,437人、負傷者43,792人などの被害を生じた(総務省消防庁による)。


気象庁
平成23年6月9日第227回地震調査委員会資料 『2011年5月の地震活動の評価』