平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の余震活動
2011年3月11日14時46分に三陸沖で、M9.0の地震(最大震度7、「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」と命名)が発生した。この地震の発震機構(CMT解)は、西北西−東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した地震であった。この地震が発生する2日前には、北東側でM7.3の地震(最大震度5弱)が発生していた。この地震の発生後、余震域(領域a)内では、M7.0を超える地震が発生するなど、地震活動が活発になっている。
6月以降に発生したM6.0以上または最大震度5弱以上を観測した地震は、6月3日09時05分に福島県沖で発生したM6.1の地震(最大震度3)、6月4日01時00分に福島県沖の深さ30kmで発生したM5.5の地震(最大震度5弱)、6月14日22時06分に三陸沖で発生したM6.0の地震(最大震度3)、6月18日20時31分に福島県沖の深さ28kmで発生したM6.0の地震(最大震度4)、6月23日06時50分に岩手県沖の深さ36kmで発生したM6.9の地震(最大震度5弱)の5回である。
気象庁
【平成23年7月11日第228回地震調査委員会資料 『2011年6月の地震活動の評価』】