8月10日 三陸沖の地震
2010年8月10日14時50分に三陸沖でM6.3の地震(最大震度4)が発生した。余震活動は徐々に収まってきている。
1997年10月以降の活動を見ると、今回の地震の震央付近(領域a)では、M5.0以上の地震が度々発生している。
1923年8月以降の活動を見ると、今回の地震の震央周辺(領域b)ではM7.0以上の地震が時々発生している。また、この領域はM6.0を超える規模の地震が複数発生するまとまった地震活動が見られる。特に、1989年と1992年にはM6.0を超える規模の地震がそれぞれ6回発生するとともに、数ヶ月間地震が多発するという地震活動があった。前者の地震活動で最大の地震はM7.1(最大震度4)、後者の最大はM6.9(最大震度3)で、共に津波を伴った。
気象庁
【平成22年9月9日第213回地震調査委員会資料 『2010年8月の地震活動の評価』】