Appendix3 茨城県沖の地震の震度分布(気象官署相当) (その3)
※1896年以前の震度は、微[現在の震度階級の0と1に相当、以下同じ]、弱[2と3]、強[4と5弱・5強]、烈[6と7]の4段階で観測されていた。このため1896年の図では、微を震度1、弱を震度3、強を震度5で表示している。
なお、震度観測の変遷を詳細に検討すると、1896年には、微(感覚なし)[0]、微(感覚あり)[1]、弱(弱き方)[2]、弱[3]、強(弱き方)[4]、強[5弱・5強]、烈[6と7]の7段階に分けられたものの、1908年まで「弱と弱(弱き方)」、「強と強(弱き方)」の判断基準が定義されていなかったことから、これらの区別は1896年から徐々に浸透し、1925年頃からほぼ適切になったと思われる。明治・大正時代の震度分布図を比較する場合は、上記について留意する必要がある。
気象庁資料