6月6日 千葉県東方沖の地震


2009年6月6日14時52分に千葉県東方沖でM5.9の地震(最大震度3)が発生した。この地震は太平洋プレートもしくはフィリピン海プレートの内部で発生したと考えられる。発震機構は、北北東−南南西方向に張力軸をもつ型である。余震活動は6月末まででほぼ収まった(最大余震は、10日13時06分のM4.8の地震、最大震度2)。なお、この地震の約4時間前から3回の前震が観測された(最大は12時49分のM4.0、震度1以上の観測なし)。
今回の地震は、銚子南東沖合の地震活動が活発な領域の東端付近(領域b)に位置しており、M5.0以上の地震が時々発生している。

1923年8月以降、今回の地震の震央付近(領域c)では、M6.0以上の地震が時々発生しているが、M7.0を超える地震は発生していない。


気象庁
平成21年7月9日第198回地震調査委員会資料 『2009年6月の地震活動の評価』