11月24日 北海道東方沖の地震
2009年11月24日14時25分、北海道東方沖の深さ53kmでM5.0の地震(最大震度3)が発生した。この地震の発震機構(CMT解)は北西−南東方向に圧力軸を持つ逆断層型であった。
2001年10月以降の活動を見ると、今回の地震の震源周辺(領域b)では、M5.0以上の地震が時々発生している。最近では、2009年10月11日にM5.4の地震(最大震度3)が発生している。
1923年8月以降の活動を見ると、今回の地震の震央周辺(領域c)では、M7.0以上の地震が時々発生している。「平成6年(1994年)北海道東方沖地震」(M8.2、最大震度6)では、日本国内では負傷者436名等の被害や津波(国内の最大は根室市花咲の168cm)による被害も発生した(被害は「最新版 日本被害地震総覧」による)。
気象庁
【平成21年12月10日第204回地震調査委員会資料 『2009年11月の地震活動の評価』】