7月28日 松前沖〔北海道南西沖〕の地震
2009年7月28日20時52分に松前沖〔北海道南西沖〕の深さ8kmでM4.0の地震(最大震度4)が発生した。この地震は、地殻内で発生した地震である。発震機構は北西−南東方向に圧力軸を持つ型であった。この地震の震源とほぼ同じ場所では、7月9日(今回の地震の19日前)にM3.2の地震(最大震度2)、8月7日(今回の地震の10日後)にM3.3の地震(最大震度2)が発生した。
今回の地震の震源周辺(領域b)は、1995年10月から1997年頃にかけてM4.0以上の地震が7回発生するなどのまとまった地震活動(最大規模の地震は1997年5月5日のM4.7の地震(最大震度3))があった場所である。
1923年8月以降の活動を見ると、今回の地震の震源周辺(領域c)では、M5.0以上の地震は発生していない。
〔 〕内は気象庁が情報発表に用いた震央地名
気象庁
【平成21年8月10日第199回地震調査委員会資料 『2009年7月の地震活動の評価』】