3月20日 釧路沖の地震
2009年3月20日15時52分に釧路沖の深さ64kmでM5.0(最大震度3)の地震が発生した。この地震は太平洋プレート内部で発生した地震と考えられる。発震機構(CMT解)はプレートの沈み込む方向に張力軸を持つ型であった。
2001年10月以降の活動を見ると、今回の地震の震源付近(領域a)では、M5.0以上の地震が時々発生し、最近では2008年9月12日にM5.2(最大震度3)の地震が発生している。
1923年8月以降の活動を見ると、今回の地震の周辺(領域c)では、「平成5年(1993年)釧路沖地震」(M7.5)が発生し、死者2人、負傷者967人等の被害が発生した(「最新版 日本被害地震総覧」による)。
気象庁
【平成21年4月9日第195回地震調査委員会資料 『2009年3月の地震活動の評価』】