4月28日 宮古島近海の地震
2008年4月28日02時32分に宮古島近海でM5.2(最大震度4)の地震が発生した。発震機構(CMT解)は、北東−南西方向に張力軸を持つ正断層型で、地殻内で発生した地震と考えられる。さらに、この地震発生から5日後の5月3日09時47分にM4.8(最大震度3)、13時38分にM3.6(最大震度1)の地震が発生した。
宮古島の近傍(領域b)では、1997年10月以降、2002年6月5日にM5.2、2007年9月22日にM5.1(共に最大震度3)の地震が発生しているが、M6以上の地震は観測されていない。
今回の地震活動の震央分布は北北西−南南東方向に延びており、宮古島断層帯の走向と調和的である。
宮古島の近傍で活発な地震活動が発生したのは、島の南東側で2006年9月から同年末にかけてM4.4(2006年9月23日)を最大とする活動があって以来である。
気象庁
【平成20年5月12日第181回地震調査委員会資料 『2008年4月の地震活動の評価』】