4月17日 秋田・山形県境付近〔山形県最上地方〕の地震
2008年4月17日04時19分に秋田・山形県境付近〔山形県最上地方〕の深さ166kmでM5.8(最大震度4)の地震が発生した。この地震の発震機構は太平洋プレートの沈み込む方向に張力軸を持つ型で、太平洋プレート内部(二重地震面の下面)で発生した地震である。
1997年10月以降の活動を見ると、今回の地震の震源付近(領域b)では2005年9月28日にM4.8(深さ150km、最大震度2)が発生しているものの、M5を超える地震は発生していなかった。
1923年8月以降の活動を見ると、今回の地震の震源周辺(領域c)ではM5を超える地震が時々発生しており、最大は1944年8月18日の地震(最大震度3)及び2001年12月2日の地震(最大震度5弱)のM6.4の地震である。
〔 〕は気象庁が情報発表に用いた震央地名
気象庁
【平成20年5月12日第181回地震調査委員会資料 『2008年4月の地震活動の評価』】