6月26日 浦河沖の地震


2008年6月26日08時37分に浦河沖の深さ55kmでM5.4(最大震度4)の地震が発生した。この地震の発震機構は西北西−東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した地震である。
2003年以降の活動を見ると、今回の地震の震源付近では、2003年8月30日にM5.4の地震(最大震度4)が発生し、2006年4月13日にM5.3の地震(最大震度4)が発生している。

1923年8月以降の活動を見ると、今回の地震の周辺では、1952年3月24日にM8.2(1952年十勝沖地震)、2003年9月26日にM8.0(平成15年(2003年)十勝沖地震)などの地震が発生している。また、今回の地震の震央付近(領域c)では、1982年3月21日にM7.1の地震(昭和57年(1982年)浦河沖地震)が発生し、負傷者167名、全壊9棟などの被害が生じている(最新版日本被害地震総覧による)。


気象庁
平成20年7月11日第185回地震調査委員会資料 『2008年6月の地震活動の評価』