11月24日 岐阜県美濃東部の地震
2008年11月24日06時15分に岐阜県美濃東部の深さ11kmでM3.9の地震(最大震度4)が発生した。発震機構は東西方向に圧力軸を持つ逆断層型で、地殻内で発生した地震である。この地震の発生後、規模の小さい余震が発生したが、主な活動は2日程度で収まっている。
左中図の範囲では数多くの活断層が存在しているが、1997年10月以降、今回の地震の震央周辺(領域a)でのM4クラスの地震はほとんど発生していない。
左下図の範囲では、三河地震(M6.8)や「昭和59年(1984年)長野県西部地震」(M6.8)が発生しているが、今回の地震の震央付近(領域b)では、1923年8月以降、1963年のM5.0の地震が最大であり、M4クラスの地震も時折発生する程度である。
気象庁
【平成20年12月8日第191回地震調査委員会資料 『2008年11月の地震活動の評価』】