12月4日 三陸沖の地震
2008年12月4日08時16分に三陸沖でM6.1(最大震度3)の地震が発生した。この地震の発震機構は西北西−東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した地震である。最大の余震は4日12時10分のM5.5(最大震度3)と6日05時03分のM5.5(最大震度2)の地震である(8日8時現在)。
今回の地震の震源付近(領域b)は、まとまった地震活動が見られるところで、最近では2005年8月24日と8月31日に、共にM6.3(最大震度3)の地震が発生している。
1923年8月以降の活動を見ると、今回の地震の震央付近(領域c)では、M6を超える地震が度々発生しており、1981年1月19日のM7.0(最大震度4、釜石などで22cmの津波)の地震の前後でM6以上の地震が6回発生するなど、活発な地震活動が見られた。
気象庁
【平成20年12月8日第191回地震調査委員会資料 『2008年11月の地震活動の評価』】