11月22日 根室半島南東沖の地震


2008年11月22日00時44分、根室半島南東沖の深さ46kmでM5.2(最大震度4)の地震が発生した。発震機構(CMT解)は北北西−南南東方向に圧力軸をもつ逆断層型で、太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した地震である。
1997年10月以降の活動を見ると、今回の地震の震源周辺(領域b)では、M5.0を超える地震が時々発生しており、最大は2002年8月25日に発生したM6.0(最大震度4)の地震である。

1923年8月以降の活動を見ると、今回の地震の震央付近(領域c)では、「1973年6月17日根室半島沖地震」(M7.4、最大震度5)や2004年11月29日の地震(M7.1、最大震度5強)など、M6.0以上の地震が度々発生している。


気象庁
平成20年12月8日第191回地震調査委員会資料 『2008年11月の地震活動の評価』