3月13日 根室半島南東沖の地震


2008年3月13日17時41分に根室半島南東沖の深さ59kmでM5.3(最大震度3)の地震が発生した。この地震の発震機構(CMT解)は北西−南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、2000年1月28日に発生したM7.0(最大震度4)の地震や「平成6年(1994年)北海道東方沖地震(M8.2、最大震度6)」の発震機構と類似している。この地震は太平洋プレート内部で発生した地震と考えられる。
1997年10月以降の活動を見ると、今回の地震の震源付近(領域b)では2000年1月28日にM7.0(最大震度4)の地震が発生している。

1923年8月以降の活動を見ると、今回の地震の震央付近(領域c)では、M7以上の地震が時々発生しており、今回の地震の震央は「平成6年(1994年)北海道東方沖地震」の余震域の南西端付近に位置している。


気象庁
平成20年4月11日第180回地震調査委員会資料 『2008年3月の地震活動の評価』