4月26日 愛媛県東予の地震
2007年4月26日09時02分に愛媛県東予の深さ39kmでM5.3(最大震度4)の地震が発生した。この地震はフィリピン海プレート内部の地震である。発震機構は東西方向に張力軸を持つ横ずれ断層型であった。今回の地震の震源付近では、2005年5月27日にM4.7の地震が発生している。最近10年程度の活動を見ると、ここ数年はやや活発な状況で推移している。(
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1923年8月以降の活動を見ると、今回は、1964年以来約40年ぶりのM5.0以上の地震であった。
四国から瀬戸内地方にかけて分布するフィリピン海プレートの地震に関しては、1905年(M7.2)および2001年(M6.7)の芸予地震がよく知られているが、今回の地震の震央付近にはM6.0以上の地震は知られていない。(
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気象庁
【平成19年5月9日第168回地震調査委員会資料 『2007年4月の地震活動の評価』】