5月7日 屋久島付近〔種子島近海〕の地震


2007年5月7日09時29分に屋久島付近〔種子島近海〕の深さ49kmでM5.1(最大震度3)の地震が発生した。発震機構(CMT解)は、北西−南東方向に圧力軸をもつ型で、フィリピン海プレートの沈み込みに伴う地震である。地震活動は低調で数日のうちに収まった。
屋久島の南側海域には活発な地震活動域があり、M5前後の地震がたびたび発生しているが、今回の地震が発生した屋久島付近は、相対的に地震が少ないところである。(図A

1923年8月以降の活動をみると、今回の地震の震央周辺では、M5以上の地震は年1回程度発生しており、M6.5前後の地震も時々発生している。(図B

〔 〕内は気象庁が情報発表に用いた震央地域名


気象庁
平成19年6月13日第169回地震調査委員会資料 『2007年5月の地震活動の評価』