7月16日 京都府沖の深発地震


2007年7月16日23時17分に京都府沖の深さ374kmでM6.7(最大震度4)の深発地震が発生した。発震機構(CMT解)はプレートの沈み込みの方向に圧力軸を持つタイプであった。震度分布は地震波が減衰の小さい太平洋プレート内を通ってくる太平洋側で大きく、震度4は北海道の浦幌町で観測された。
今回の地震の震源付近では深発地震が数多く発生しており、2005年10月23日にもM6.1の地震が発生するなど、最近やや規模の大きな地震が目立っている。(

1923年8月以降の深発地震の発生状況をみると、大陸側と太平洋側ではM7クラスの深発地震が発生しているが、京都府沖付近では今回の地震が最大規模で、M7.0以上は観測されていない。(


気象庁
平成19年8月8日第172回地震調査委員会資料 『2007年7月の地震活動の評価』