12月4日 奄美大島近海の地震


2005年12月4日01時10分に奄美大島近海でM6.1(最大震度3)の地震が発生した。発震機構は北西-南東方向に圧力軸を持つ逆断層型であった。
地震活動は本震−余震型で推移し、4日01時48分の地震(M5.3、最大震度3)などM5.0以上が3回あったほか、4日24時までに130回を超える活発な地震活動が観測された。活動は10日間程度でほぼ収まった。
また、2005年12月15日16時41分にM6.1の地震の震央から西北西に約50km離れたところでM4.8(最大震度3)の地震が発生した。(

1923年8月以降の活動をみると、今回の地震の震央付近では、M6.0以上の地震がときどき発生しており、今回の地震は1997年1月18日以来のM6.0以上であった。
なお、1923年11月6日、7日にM6.6からM6.9の地震が観測されているが、それ以降はM6.5未満である。(


気象庁
平成18年1月11日第151回地震調査委員会資料 『2005年12月の地震活動の評価』