12月2日、28日 茨城県南部の地震
茨城県南部で、2005年12月2日21時54分にM4.2(深さ50km、最大震度3)、28日18時46分にM4.8(深さ53km、最大震度4)の地震が発生した。発震機構はいずれも北西−南東方向に圧力軸を持つ逆断層型であり、フィリピン海プレートと陸のプレートの境界で発生した地震である。2日の地震の震源付近には活発な地震活動域があり、M5クラスの地震が度々発生している。28日の地震は、2日の地震の属する活動域からは東に離れているものの、付近では2002年6月14日にM5.1(最大震度4)の地震が発生するなど、M4を超える地震が時々発生している。(
)
1923年8月以降、今回の地震の震央付近ではM6.0以上の地震が4回観測されているが、1985年10月4日のM6.0(最大震度5)の地震以降、M6.0以上の地震は発生していない。(
)
気象庁
【平成18年1月11日第151回地震調査委員会資料 『2005年12月の地震活動の評価』】