12月2日、17日 宮城県沖の地震


12月2日22時13分に宮城県沖の深さ40kmでM6.6(最大震度3)の地震が発生した。この地震の震源は、8月16日に発生したM7.2の地震の南東約10kmに位置し、これまでの最大の余震と考えられる。この地震の発生後、余震が一時的に増加したが、その後は余震活動状況に顕著な変化は見られない。
また、12月17日03時32分に宮城県沖の深さ40kmでM6.1(最大震度4)の地震が発生した。この地震の震源は、8月16日の地震の余震域の北端付近に位置する。
発震機構は、いずれの地震も、西北西−東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した地震である。


気象庁
平成18年1月11日第151回地震調査委員会資料 『2005年12月の地震活動の評価』