1月1日 福井県嶺北地方の地震


2006年1月1日22時56分に福井県嶺北地方の深さ10kmでM4.1(最大震度3)の地震が発生した。発震機構は東西方向に圧力軸を持つ横ずれ断層型で、圧力軸の方向はこの付近の地震によく見られる。余震は3日にはほぼ収まっており、最大は3日13時13分のM1.5(震度1以上の観測なし)である。今回の地震の震源付近では2000年3月24日にM4.2の地震(深さ9km、最大震度3)が発生している。
今回の地震の震源の東側には長良川上流断層帯がある。(図A

1923年以降の活動をみると、今回の地震の震央付近(領域b)では1972年8月31日にM6.0が発生するなど6.0以上の地震が4回発生している。最大は1961年8月19日に発生したM7.0の地震(北美濃地震)である。(図B


気象庁
平成18年2月8日第152回地震調査委員会資料 『2006年1月の地震活動の評価』