1月14日 茨城県南部の地震


2006年1月14日15時30分に茨城県南部の深さ52kmでM4.3(最大震度4)の地震が発生した。発震機構は北西−南東方向に圧力軸を持つ逆断層型であり、フィリピン海プレートと陸のプレートの境界で発生した地震である。今回の地震の震央は、2005年2月16日にM5.3(最大震度5弱)の地震が発生している活発なクラスタからは東に離れているものの、付近では2002年6月14日にM5.1(最大震度4)、2005年12月28日にM4.8(最大震度4)の地震が発生するなど、M4を超える地震が時々発生している。(図A

1923年8月以降、今回の地震の震央付近ではM6.0以上の地震が4回観測されているが、1985年10月4日のM6.0(最大震度5)の地震以降、M6.0以上の地震は発生していない。(図B


気象庁
平成18年2月8日第152回地震調査委員会資料 『2006年1月の地震活動の評価』