12月11日 奄美大島北東沖の地震
2006年12月11日00時28分に奄美大島北東沖(屋久島の南方約50km)でM5.7(最大震度3)の地震が発生した。余震活動は低調である。今回の地震の震源付近では、1995年7月24日にM5.3の地震が発生している。また、今回の地震の南側のクラスターでは、2005年12月4日にM6.1の地震が発生し地震活動が一時的に活発化した。この地震活動は2006年前半には通常レベルに戻ったように見られたが、8月以降活発化が見られる。
奄美大島近海では8月から10月にかけて地震活動が活発化した場所が見られた。最大では11月18日にM6.0の地震(最大震度4)が発生し、数日間の活発な余震活動を伴った。その他、8月13日にM5.3(最大震度3)、9月1日にM5.4(最大震度3)の地震が近い場所で連続して発生する活動などが見られた。(
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1923年8月以降の地震の活動状況をみると、今回の地震の震央より南側の領域ではM6.0を超える地震が時々発生している。(
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気象庁
【平成18年12月13日第162回地震調査委員会資料 『2006年11月の地震活動の評価』】