11月22日 北海道東方沖〔国後島付近〕の地震


2006年11月22日20時15分に北海道東方沖〔国後島付近〕の深さ96kmでM5.6(最大震度4)の地震が発生した。余震は観測されていない。
この地震の発震機構は南北方向に張力軸を持つ型で、太平洋プレート内(二重地震面の下面)で発生した地震である。
今回の地震の震源付近では、2005年9月21日にM6.0(最大震度4)の地震が発生している。(図A

1923年8月以降の地震活動をみると、今回の地震の周辺では1958年11月7日のM8.1(最大震度5)、1994年10月4日のM8.2(1994年北海道東方沖地震、最大震度6)のM8を超える地震が2回発生しており、いずれも津波を観測している。(図B

〔 〕内は気象庁が情報発表に用いた震央地域名


気象庁
平成18年12月13日第162回地震調査委員会資料 『2006年11月の地震活動の評価』