8月24日、31日 宮城県沖(海溝寄り)の地震
2005年8月16日の宮城県沖の地震(M7.2)の数日後から、さらに東側の海溝寄りで地震活動が始まり、8月24日にM6.3の地震[宮城県沖]、さらに8月31日にもM6.3の地震[三陸沖]が発生した。これらの地震は太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した地震と考えられる。地震活動は9月に入って減衰しつつある。また、8月26日には福島県沖の海溝寄りでもM5.4の地震(最大震度2)が発生した。この地震の余震は観測されていない。(
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1923年8月以降の活動をみると、今回の地震の震央付近では、過去にM6〜7の地震が数多く発生している。1978年宮城県沖地震の後、数年間程度活発な活動がみられ、1981年1月19日にはM7.0の地震が発生した。(
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気象庁
【平成17年9月14日第147回地震調査委員会資料 『宮城県沖の地震活動の評価』】