5月30日 房総半島南東沖の地震
2004年5月30日05時56分に房総半島南東沖のプレート三重会合点付近でM6.7(最大震度1)の地震が発生した。この地震により、伊豆諸島の三宅島、大島、八丈島等で高さ10cm未満の津波を観測した。発震機構(CMT解)は、東西方向に圧力軸を持つ逆断層型であった。余震活動は6月1日のM5.3の地震を最大として徐々に減衰しつつある。
なお、この付近では、今年4月頃から、地震回数が増えはじめ、5月16日にはM5.0の地震が発生していた。過去には、1953年11月26日にM7.4(最大震度5)の地震が発生し、館山市で高さ48cmの津波を観測した。
気象庁
【平成16年6月9日第127回地震調査委員会資料 『2005年5月の地震活動の評価』】