7月3日、21日 三陸沖の地震


2004年7月3日03時59分に三陸沖(青森県東方沖)でM5.2(最大震度2)の浅い地震が発生した。余震活動は低調であったが、近いところで7月21日にもM5.5(最大震度2)とM5.4(最大震度2)の地震が発生した。地震活動は24日までに収まった。
これらの地震の発震機構は、いずれも西北西−東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で太平洋プレートと陸のプレートの境界の地震である。この付近では1970年代半ばころからM5.5以上の地震が少ない状態が続いている。
今回の地震の付近では、1968年十勝沖地震(M7.9)が発生しており、今回の地震は地震調査委員会による次の三陸沖北部のプレート間大地震(今後30年以内の発生確率0.007%〜5%)の想定震源域の東端付近にあたる。


気象庁
平成16年8月11日第129回地震調査委員会資料 『2004年7月の地震活動の評価』