7月9日 岩手県内陸北部の地震
2004年7月9日19時54分に岩手県内陸北部の深さ9kmでM4.4(最大震度4)の地震が発生した。発震機構は、西北西−東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型であった。余震活動は7月中にほぼ収まった。
今回の地震は岩手山の北北東約10km付近で発生した。この付近は地震活動が低調な領域で、今回の地震が1923年8月以降で最大の規模である。一方、岩手山の南西側には定常的に地震活動が活発な領域があり、1998年9月3日にはM6.2の地震が発生し、岩手県雫石町で最大震度6弱を観測している。
気象庁
【平成16年8月11日第129回地震調査委員会資料 『2004年7月の地震活動の評価』】