十勝沖地震前後の内陸の浅い地震活動


陸域の浅い地震の発生状況を、9月26日以前と以降で変化がないか調べたものである。
上の図は、十勝沖地震が北東−南西方向の圧力軸を持つ逆断層(1971年浦河沖地震タイプ)の南西落ちの断層に対して、地震が発生しやすくなるかどうか調べたものである。aの領域は、およそ+10mb程度の応力変化が期待される領域であり、実際に地震回数が増加傾向である。それぞれの領域に関しては、観測された過去の発震機構のタイプが異なるので、一概には十勝沖地震の影響なのかどうかは説明しにくいが、傾向としては、北海道の東半分の活動が活発化傾向にある。