群発地震発生までの震源分布図(1965年1月〜2001年4月30日)


図1 群発地震発生までの震源分布図(1965年1月〜2001年4月30日)。和歌山微小地震観測所が発足してから後に観測された地殻内(深さ30km未満)の地震すべてである。観測網の拡充のため検知能力が一定ではないが、今回の群発地震発生域は和歌山県南部に広がる地震発生域の北限にあたり、この36年間では活発な群発活動や大地震が見られなかった場所である。
 5月29日に群発地震活動が発生し、活動が長期化したため、6月末にTKWH(十津川西、Hi−net)のデータを加えた。その後、地震活動が移動し拡大したため、9月に臨時観測点をRYU(龍神)とGOM(護摩壇)に設置した。