表末注
注末へ
1.活断層の長期評価の概要
(陸域の活断層から発生する地震の今後30,50,100年以内の地震発生確率等)
  は最近公表された情報を示す
断層帯名 長期評価で
予想 した
地震規模
(マグニチュード)
地震発生確率 我が国の
主な
活断層に
おける
相対的評価
平均活動間隔
最新活動時期
30年以内 50年以内 100年以内
神縄・国府津-松田断層帯(注1,23) 7.5程度 0.2%〜16% 0.4%〜30% 1%〜50% 我が国の
主な
活断層の
中では
高い
グループ
に属する
約800-1300年
12世紀−14世紀前半
糸魚川-静岡構造線断層帯(注1,2) 8程度 14% 20% 40% 約1000年
(牛伏寺断層を含む区間) (71/2〜81/2) 約1200年前
境峠・神谷断層帯(注22) 7.6程度 ほぼ0%〜13% ほぼ0%〜20% ほぼ0%〜40% 約1800年-5900年
(主部) 約4900年前-3世紀
阿寺断層帯 6.9程度 6%〜11% 10%〜20% 20%〜30% 約1800年-2500年
(主部北部) 約3400年前-3000年前
三浦半島断層群(注3) 6.6程度 6%〜11% 10%〜20% 20%〜30% 1600年-1900年程度
(主部:武山断層帯) もしくはそれ以上 約2300年前-1900年前
富士川河口断層帯(注1) 8程度 0.2%〜11% 0.4%〜20% 1%〜30% 1500年-1900年
(8±0.5) 約2100年前-1000年前
琵琶湖西岸断層帯 7.8程度 0.09%〜9% 0.2%〜20% 0.3%〜30% 約1900年-4500年
約2800年前-2400年前
山形盆地断層帯 7.8程度 ほぼ0%〜7% ほぼ0%〜10% ほぼ0%〜20% およそ3000年
約6000年前以後
櫛形山脈断層帯(注4) 6.8〜7.5程度 ほぼ0%〜7% ほぼ0%〜10% ほぼ0%〜20% 3000年-18000年
約6600年-300年前程度
伊那谷断層帯(注5) 7.7程度 ほぼ0%〜7% ほぼ0%〜10% ほぼ0%〜20% 3000年-12000年程度
(境界断層) 約6500年前-約300年前
石狩低地東縁断層帯(注16) 7.9程度 0.05%〜6% 0.09%〜10% 0.2%〜20% 約3300年-6300年
(主部) もしくはそれ以下 もしくはそれ以下 もしくはそれ以下 約3300年前-5200年前  もしくはそれ以後
伊那谷断層帯(注5) 7.8程度 ほぼ0%〜6% ほぼ0%〜10% ほぼ0%〜20% 4000年-20000年程度
(前縁断層) 約28000年前-7500年前
布田川・日奈久断層帯(注6) 7.6程度 ほぼ0%〜6% ほぼ0%〜10% ほぼ0%〜20% 約3500年-11000年
(中部) 約7500年前-2200年前
砺波平野断層帯(注7) 7.3程度 0.05%〜6% 0.09%〜10% 0.2%〜20% 3000年-7000年程度
(東部) 約4300年前-3700年前
山崎断層帯 7.3程度 0.03%〜5% 0.06%〜8% 0.1%〜20% 3000年程度
(主部南東部) 約3600年前-6世紀
中央構造線断層帯(注8) 8.0程度 ほぼ0%〜5% ほぼ0%〜9% ほぼ0%〜20% 約2000年-12000年
(金剛山地東縁−和泉山脈南縁) 1-4世紀
京都盆地-奈良盆地断層帯南部 7.4程度 ほぼ0%〜5% ほぼ0%〜7% ほぼ0%〜10% 約5000年
(奈良盆地東縁断層帯) 約11000年前-1200年前
森本・富樫断層帯 7.2程度 ほぼ0%〜5% ほぼ0%〜9% ほぼ0%〜20% 約2000年
約2000年前-200年前
高山・大原断層帯(注12) 7.2程度 ほぼ0%〜5% ほぼ0%〜7% ほぼ0%〜10% 約3600年-4300年
(国府断層帯) 約4700年前-300年前
別府−万年山断層帯(注25) 6.7程度 2%〜4% 3%〜7% 6%〜10% 約700-1700年
(大分平野-由布院断層帯西部) 約2000年前-18世紀初頭
別府−万年山断層帯 7.2程度 0.03%〜4% 0.06%〜7% 0.1%〜10% 約2300-3000年
(大分平野-由布院断層帯東部) 約2200年前-6世紀
雲仙断層群 7.5程度 ほぼ0%〜4% ほぼ0%〜7% ほぼ0%〜10% 約2500-4700年
(南西部) 約2400年前-11世紀
木曽山脈西縁断層帯 6.3程度 ほぼ0%〜4% ほぼ0%〜7% ほぼ0%〜10% 約4500-24000年
(主部南部) 約6500年前−3800年前
砺波平野断層帯(注7) 7.2程度 ほぼ0%〜3% ほぼ0%〜6% ほぼ0%〜10% 約5000年-12000年  もしくはそれ以下
(西部) もしくはそれ以上 もしくはそれ以上 もしくはそれ以上 約6900年前-2700年前
上町断層帯 7.5程度 2%〜3% 3%〜5% 6%〜10% 8000年程度
約28000年-9000年前
三浦半島断層群(注3) 6.7程度 ほぼ0%〜3% ほぼ0%〜5% ほぼ0%〜10% 1900年-4900年程度
(主部:衣笠・北武断層帯) もしくはそれ以上 6−7世紀
別府−万年山断層帯 7.3程度 ほぼ0%〜3% ほぼ0%〜4% 0.001%〜9% 我が国の
主な
活断層の
中では
やや高い
グループ
に属する
4000年程度
(野稲岳-万年山断層帯) (最大2.6%) 約3900年前-6世紀
邑知潟断層帯(注24) 7.6程度 2% 3%〜4% 5%〜8% 1200年-1900年程度
約3200年前-9世紀
長岡平野西縁断層帯 8.0程度 2%以下 4%以下 9%以下 約1200年-3700年
13世紀以降
立川断層帯 7.4程度 0.5%〜2% 0.8%〜4% 2%〜7% 10000年-15000年程度
約20000年-13000年前
岩国断層帯 7.6程度 0.03%〜2% 0.05%〜3% 0.1%〜6% 約9000年-18000年
約11000年-10000年前
屏風山恵那山-猿投山断層帯 7.7程度 ほぼ0%〜2% 0.001%〜3% 0.001%〜6% 約7200年-14000年
(恵那山−猿投山北断層帯) 約7600年-5400年前
当別断層 7.0程度 ほぼ0%〜2% ほぼ0%〜4% ほぼ0%〜8% 7500年-15000年程度
約11000年-2200年前
新庄盆地断層帯(注9) 6.6〜7.1程度 0.7%〜1% 1%〜2% 2%〜5% 2000年-4000年程度
特定できない
青森湾西岸断層帯(注9) 7.3程度 0.5%〜1% 0.8%〜2% 2%〜3% 3000年−6000年程度
特定できない
函館平野西縁断層帯 7.0〜7.5程度 ほぼ0%〜1% ほぼ0%〜2% ほぼ0%〜3% 13000年-17000年
14000年前以後
布引山地東縁断層帯 7.4程度 ほぼ0%〜1% ほぼ0%〜2% ほぼ0%〜4% 17000年程度
(西部) 約28000年前-400年前
出水断層帯 7.0程度 ほぼ0%〜1% ほぼ0%〜2% ほぼ0%〜4% 概ね8000年
約7300年前-2400年前
頓宮断層 7.3程度 1%以下 2%以下 4%以下 約10000年以上
約10000年前−7世紀
長町−利府線断層帯(注9) 7.0〜7.5程度 1%以下 2%以下 3%以下 3000年程度以上
十分特定できない
呉羽山断層帯(注7、9) 7.2程度 0.6%〜1% 1%〜2% 2%〜3% 3000年-5000年程度
特定できない
中央構造線断層帯(注8) 7.7程度 0.005%〜1% 0.009%〜2% 0.02%〜4% 約4000年-6000年
(紀淡海峡−鳴門海峡) 約3100年前-2600年前
月岡断層帯 7.3程度 ほぼ0%〜1% ほぼ0%〜2% ほぼ0%〜3% 7500年以上
約6500年-900年前
山崎断層帯 7.7程度 0.08%〜1% 0.2%〜2% 0.4%〜4% 約1800年-2300年
(主部北西部) 西暦868年(播磨国地震)
六甲・淡路島断層帯 7.9程度 ほぼ0%0.9% ほぼ0%〜2% ほぼ0%〜5% 900年-2800年程度
(主部/六甲山地南縁−淡路島東岸区間) 16世紀
伊勢湾断層帯(注10) 7.0程度 0.2%〜0.8% 0.3%〜1% 0.7%〜3% 8000年程度
(白子−野間断層) 概ね6500年前-5000年前
三峠・京都西山断層帯 7.5程度 ほぼ0%〜0.8% ほぼ0%〜1% ほぼ0%〜3% 約3500-5600年
(京都西山断層帯) 約2400年前-2世紀
高山・大原断層帯(注9,12) 7.6程度 0.7% 1% 2% 4000年程度
(高山断層帯) 特定できない
屏風山恵那山-猿投山断層帯 6.8程度 0.2%〜0.7% 0.4%〜1% 0.8%〜2% 4000年−12000年程度
(屏風山断層帯) 特定できない
三峠・京都西山断層帯(注9) 7.2程度 0.4%〜0.6% 0.7%〜1% 1%〜2% 5000-7000年程度
(三峠断層) 3世紀以前
養老−桑名−四日市断層帯 8程度 ほぼ0%〜0.6% ほぼ0%〜1% ほぼ0%〜3% 1400-1900年
13−16世紀
三方・花折断層帯(注11) 7.3程度 ほぼ0%〜0.6% ほぼ0%〜1% ほぼ0%〜2% 4200年-6500年
(花折断層帯中南部) 2800年前-6世紀
増毛山地東縁断層帯 (注9,14) 7.8程度 0.6%以下 1%以下 2%以下 5000年程度以上
特定できない
福井平野東縁断層帯(注9) 7.6程度 0.2%〜0.4% 0.3%〜0.7% 0.6%〜1% 7000年-18000年程度  もしくはそれ以下
(主部) もしくはそれ以上 もしくはそれ以上 もしくはそれ以上 不明
中央構造線断層帯(注8) 8.0程度 ほぼ0%〜0.3% ほぼ0%〜0.6% ほぼ0%〜2% 約1000年-1600年
(讃岐山脈南縁−石鎚山脈北縁東部) もしくはそれ以上 16世紀
中央構造線断層帯(注8) 7.3−8.0程度 ほぼ0%〜0.3% ほぼ0%〜0.6% ほぼ0%〜2% 約1000年-2500年
(石鎚山脈北縁) 16世紀
中央構造線断層帯(注8) 8.0程度 ほぼ0%〜0.3% ほぼ0%〜0.6% ほぼ0%〜2% 約1000年-2900年
(石鎚山脈北縁西部−伊予灘) もしくはそれ以上 16世紀
鈴鹿西縁断層帯(注9) 7.6程度 0.08%〜0.2% 0.1%〜0.3% 0.3%〜0.6% 約18000年-36000年
特定できない
屏風山恵那山-猿投山断層帯 7.4程度 0.1% 0.2% 0.3% 30000年程度
(加木屋断層帯) 特定できない
山崎断層帯(注9) 7.3程度 0.07%〜0.1% 0.1%〜0.2% 0.2%〜0.3% 約30000年-40000年
(那岐山断層帯) 特定できない
生駒断層帯 7.0〜7.5程度 ほぼ0%〜0.1% ほぼ0%〜0.2% ほぼ0%〜0.6% 3000年-6000年
1600年前-1000年前頃
鈴鹿東縁断層帯(注1,23) 7.5程度 ほぼ0%〜0.07% ほぼ0%〜0.1% ほぼ0%〜0.2%   約6500-12000年
  約3500-2800年前
別府−万年山断層帯 7.3程度 ほぼ0%〜
0.05%
ほぼ0%〜
0.08%
ほぼ0%〜
0.2%
  13000-25000年程度
(別府湾-日出生断層帯西部)   約7300年前-6世紀
長井盆地西縁断層帯 7.7程度 0.02%以下 0.04%以下 0.1%以下   5000-6300年程度
  約2400年前以後
有馬-高槻断層帯 7.5程度 ほぼ0%〜0.02% ほぼ0%〜0.05% ほぼ0%〜0.3%   1000年-2000年程度
(7.5±0.5)   1596年慶長伏見地震
関東平野北西縁断層帯 8.0程度 ほぼ0%〜0.008% ほぼ0%〜0.01% ほぼ0%〜0.03%   13000-30000年程度
(主部)   約6200-2500年前
大阪湾断層帯 7.5程度 0.004%以下 0.007%以下 0.02%以下   約3000年−7000年
  9世紀以後
伊勢原断層帯 7.0程度 ほぼ0%〜0.002% ほぼ0%〜0.005% ほぼ0%〜0.01%   4000-6000年程度
  5世紀-18世紀初頭
布引山地東縁断層帯 7.6程度 0.001% 0.002% 0.005%   25000年程度
(東部)   11000年前頃
野坂・集福寺断層帯(注13) 7.3程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約5600-7600年 もしくはそれ以下
(野坂断層帯) もしくはそれ以上 もしくはそれ以上 もしくはそれ以上   15-17世紀
跡津川断層帯 7.9程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約2300年-2700年
  1858年飛越地震
庄川断層帯 7.9程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約3600年-6900年
  11-16世紀
北上低地西縁断層帯 7.8程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   16000年-26000年
  4500年前頃
阿寺断層帯 7.8程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約1700年
(主部南部)   1586年天正地震
信濃川断層帯 7.4〜7.8程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   800年-2500年
(長野盆地西縁断層帯)   1847年善光寺地震
屏風山恵那山-猿投山断層帯 7.7程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   40000年程度
(猿投−高浜断層帯)   約14000年前頃
牛首断層帯 7.7程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約5000年-7100年
  11-12世紀
別府−万年山断層帯 7.6程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%〜
0.004%
  約1300-1700年
(別府湾-日出生断層帯東部)   1596年慶長豊後地震
柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯(注17) 7.6程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約2300年-2700年
(主部北部)   17世紀頃
関谷断層 7.5程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約2600年-4100年
  14-17世紀
木曽山脈西縁断層帯 7.5程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約6400-9100年
(主部北部)   13世紀頃
山田断層帯 7.4程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約10000-15000年
(郷村断層帯) もしくはそれ以上   1927年北丹後地震
別府−万年山断層帯 7.4程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約4300-7300年
(崩平山-亀石山断層帯)   13世紀以後
濃尾断層帯 7.4程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約14000年-15000年
(濃尾断層帯主部/梅原断層帯)   1891年濃尾地震
会津盆地西縁・東縁断層帯 7.4程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約7600年-9600年
(会津盆地西縁断層帯)   1611年会津地震
北伊豆断層帯 7.3程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約1400年-1500年
  1930年北伊豆地震
濃尾断層帯 7.3程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約2100年-3600年
(濃尾断層帯主部/根尾谷断層帯)   1891年濃尾地震
木津川断層帯 7.3程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約4000年-25000年
  1854年伊賀上野地震
水縄断層帯 7.2程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   14000年程度
  679年筑紫地震
横手盆地東縁断層帯 7.2程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   3400年程度
(北部)   1896年陸羽地震
湖北山地断層帯 7.2程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約3000年-4000年
(北西部)   11-14世紀
三方・花折断層帯 7.2程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約3800年-6300年
(三方断層帯)   1662年の地震
六甲・淡路島断層帯 7.1程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   1800-2500年程度
(主部/淡路島西岸区間)   1995年兵庫県南部地震
長尾断層帯 7.1程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   概ね3万年程度
  9-16世紀
雫石盆地西縁-真昼山地東縁断層帯 6.7-7.0程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約6300年-31000年
(真昼山地東縁断層帯北部)   1896年陸羽地震
湖北山地断層帯 6.8程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   概ね7000年程度
(南東部)   15-17世紀
濃尾断層帯 6.8程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   約2200年-2400年
(温見断層北西部)   1891年濃尾地震
山崎断層帯 6.7程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   5000年程度
(草谷断層)   5-12世紀
六甲・淡路島断層帯 6.6程度 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%   5000-10000年程度
(先山断層帯)   11−17世紀初頭
会津盆地西縁・東縁断層帯 7.7程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(会津盆地東縁断層帯)   不明
菊川断層帯 7.6程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   特定できない
もしくはそれ以上   約8500年前-2100年前
木曽山脈西縁断層帯 7.4程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(清内路峠断層帯)   不明
山田断層帯 7.4程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(山田断層帯主部)   約3300年前以前
雲仙断層群(注26) 7.3程度以上 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(北部)   約5000年前以後
濃尾断層帯 7.3程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   特定できない
(武儀川断層)   不明
長良川上流断層帯 7.3程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   特定できない
  特定できない
阿寺断層帯 7.3程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(白川断層帯)   不明
西山断層帯 7.3程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
  約12000年前-概ね2000年前
横手盆地東縁断層帯 7.3程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(南部)   6000-5000年前以後
津軽山地西縁断層帯(注18) 7.1-7.3程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   特定できない
(南部)   1766年の地震
津軽山地西縁断層帯(注18) 6.8-7.3程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   特定できない
(北部)   1766年の地震
阿寺断層帯 7.2程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(佐見断層帯)   不明
三峠・京都西山断層帯 7.2程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(上林川断層)   不明
境峠・神谷断層帯 7.2程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(霧訪山−奈良井断層帯)   不明
鴨川低地断層帯(注20) 7.2程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
  不明
福井平野東縁断層帯(注21) 7.1程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(西部)   1948年福井地震
濃尾断層帯 7.1程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   特定できない
(揖斐川断層帯)   1-10世紀
雲仙断層群(注26) 7.1程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(南東部)   約7300年前以後
屏風山恵那山-猿投山断層帯 7.1程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(赤河断層帯)   不明
関東平野北西縁断層帯 7.1程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(平井−櫛挽断層帯)   不明
雫石盆地西縁-真昼山地東縁断層帯 6.9-7.1程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(真昼山地東縁断層帯南部)   不明
濃尾断層帯 7.0程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(温見断層南東部)   不明
濃尾断層帯 7.0程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(濃尾断層帯主部/三田洞断層帯)   不明
五日市断層帯 7.0程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   特定できない
(五日市断層)   7-12世紀
雫石盆地西縁-真昼山地東縁断層帯 6.9程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
(雫石盆地西縁断層帯)   約2800年前-14世紀
五日市断層帯 6.5程度 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   特定できない
(己斐−広島西縁断層帯)   約23000年前以前
折爪断層(注19) (最大7.6程度) 不明(注15) 不明(注15) 不明(注15)   不明
  不明
元荒川断層帯 上尾市付近を境に北部と南部に分けられ、北部のみが活断層と判断される。
東京湾北縁断層 活断層ではないと判断される。
岐阜一宮断層帯 活断層ではないと判断される。
荒川断層 活断層ではないと判断される。
ボトム
注1: 糸魚川−静岡構造線断層帯及び富士川河口断層帯については、長期評価を発表した際には確率を示していなかった。これらの断層帯の確率は、「長期的な地震発生確率の評価手法について」(平成13年6月8日)に有効数字2桁で示されており、これまで本表ではその値を記述してきたが、平成17年1月12日より有効数字1桁で記述することとした。ただし、30年確率が10%台の場合は従来どおり2桁で記述する。
ちなみに、有効数字2桁の場合の確率値は、以下のとおり
  ・糸魚川−静岡構造線断層帯  30年確率 14%、50年確率 23%、 100年確率 41%
  ・富士川河口断層帯      30年確率 0.21〜11%、 50年確率 0.39〜18%、100年確率 0.99〜33%
なお、神縄・国府津−松田断層帯及び鈴鹿東縁断層帯については、その後の調査により、過去の活動履歴及び地震発生確率が変化しているため、上記から削除した(平成17年3月9日、注23)。
注2: 地震調査研究推進本部(1997)による全国の主要な98断層帯の区分では、糸魚川−静岡構造線断層帯は北部、中部、南部の3つに分けられている。牛伏寺断層は中部の一部であり、長期評価では「牛伏寺断層を含む区間」がどこまでか判断できないとしている。なお、最新活動時(1200年前)には、北部と中部が同時に活動した。
注3: 三浦半島断層群は主部と南部からなる。表には主部を構成する2つの断層帯の評価結果を示した。南部の評価の概要は以下のとおり。
 マグニチュード:6.1程度もしくはそれ以上、過去の活動が十分明らかではないため30年確率は不明
なお、主部を構成する衣笠・北武断層帯と武山断層帯が同時に活動する場合は、衣笠・北武断層帯が単独で活動する場合と同程度もしくはそれ以上の規模の地震が発生すると評価されている。その長期確率はそれぞれが単独で活動する場合の長期確率を超えることはないと評価されている。
注4: 櫛形山脈断層帯の地震発生確率の最大値は、平均活動間隔が3千年で最新の活動が6千6百年前の場合で、その時の地震規模はマグニチュード6.8程度である。今後30年以内の地震発生確率が3%以上となる場合の地震の規模はマグニチュード7.2程度以下である。マグニチュード7.5の場合、今後30年以内の地震発生確率は0.5%未満である。
注5: 伊那谷断層帯は、境界断層と前縁断層の2つに分かれて活動すると評価されており、上表にはそれぞれの数値を示した。しかし、これらは1つの断層帯として同時に活動する可能性もある。その場合はマグニチュード8.0程度の地震が発生し、その長期確率は、境界断層と前縁断層がそれぞれ単独で活動する場合の長期確率を超えることはないと評価されている。
注6: 布田川・日奈久断層帯は、将来、北東部、中部及び南西部の3区間に分かれて活動すると評価されている。上表には30年確率の最も高い中部区間の数値を示した。他の区間の評価の概要は以下のとおり。
 北東部 マグニチュード:7.2程度、30年確率:ほぼ0%。
 南西部 マグニチュード:7.2程度、過去の活動が十分明らかでないため30年確率は不明。
なお、中部と南西部は将来同時に活動する可能性も否定できず、この場合は、マグニチュード7.9程度で、その長期確率は不明であるが中部区間の発生確率より大きくなることはないと評価されている。
注7: 砺波平野断層帯は、東部と西部からなる。表にはそれぞれの評価結果を示した。呉羽山断層帯は富山平野に位置する断層帯であるが、最近になって従来の見解よりも規模が大きく、その一部が砺波平野断層帯東部と近接していることが示された。
注8: 中央構造線断層帯は、5つに分かれて活動すると評価されており、上表にはそれぞれの数値を示した。しかし、これらは1つの断層帯として同時に活動する可能性もある。その場合はマグニチュード8.0程度もしくはそれ以上の地震が発生し、その長期確率は、5つの区間が個別に活動する長期確率を超えることはないと評価されている。
注9: 新庄盆地断層帯、青森湾西岸断層帯、長町-利府線断層帯、呉羽山断層帯、高山断層帯、増毛山地東縁断層帯、鈴鹿東縁断層帯、鈴鹿西縁断層帯、山崎断層帯(那岐山断層帯)、福井平野東縁断層帯(主部)及び三峠・京都西山断層帯(三峠断層)は、最新活動の時期が特定できていないため、通常の活断層評価で用いている計算方法(地震の発生確率が時間とともに変動するモデル)ではなく、地震発生確率が時間的に不変とした考え方により長期確率を求めている。このことに注意を要する。
注10: 伊勢湾断層帯は、将来、断層帯主部北部、断層帯主部南部及び白子−野間断層の3つに分かれて活動すると評価されている。上表には30年確率の最も高い白子−野間断層の数値を示した。断層帯主部(北部及び南部)の評価の概要は以下のとおり。
 断層帯主部北部 マグニチュード:7.2程度、30年確率:ほぼ0%。
 断層帯主部南部 マグニチュード:6.9程度、30年確率:ほぼ0%−0.002%。
なお、断層帯主部の北部と南部が同時に活動する可能性もあるとされ、この場合は、マグニチュード7.5程度で、その長期確率はそれぞれが単独で活動する場合の発生確率を超えることはないと評価されている。
注11: 三方・花折断層帯は、三方断層帯と花折断層帯に分かれ、花折断層帯はさらに、北部、中部、南部に分かれると評価されている。このうち中部と南部が将来同時に活動する場合の地震発生確率が示された。北部ではマグニチュード7.2程度の地震が発生すると推定されるが、平均活動間隔が不明なため、地震発生確率等を求めることはできない。しかし、最新活動が1662年の地震である可能性があることから、近い将来の地震発生可能性は低いと考えられると注釈されている。中部と南部が別々に活動する場合、それぞれ、マグニチュード7.0程度、6.8程度の地震が発生すると推定されている。これらのうち、中部が単独で活動するとすれば、表に示された中南部が同時に活動する場合と同じ発生確率となる。しかし、この場合南部が単独で活動する場合の地震発生確率は不明である。
注12: 高山・大原断層帯は、国府断層帯、高山断層帯及び猪ノ鼻断層帯に分かれると評価されている。このうち国府断層帯と高山断層帯について将来の地震発生確率が示された。ただし、高山断層帯は、最新活動時期が明らかになっていないため、地震発生確率はポアソン過程を適用して求めている。また、猪ノ鼻断層帯は、最新活動時期、平均活動間隔とも不明であるので、断層帯全体を一つの活動区間と仮定した場合の長さ(約24km)より、活動時の地震の規模のみを求めた。具体的な猪ノ鼻断層帯の評価の概要は以下のとおり。
 マグニチュード:7.1程度、過去の活動が明らかではないため地震発生確率は不明
注13: 野坂・集福寺断層帯は、野坂断層帯及び集福寺断層に分かれると評価されている。このうち野坂断層帯について将来の地震発生確率が示された。また、集福寺断層は、最新活動時期、平均活動間隔とも不明であるので、断層全体を一つの活動区間と仮定した場合の長さ(約10km)より、活動時の地震の規模のみを求めた。具体的な集福寺断層の評価の概要は以下のとおり。
 マグニチュード:6.5程度、過去の活動が明らかではないため地震発生確率は不明
注14: 増毛山地東縁断層帯の評価にあたっては、沼田―砂川付近の断層帯も併せて評価している。沼田―砂川付近の断層帯は、池田ほか(2002)で初めてその存在が報告された断層帯であり、最新活動時期、平均活動間隔とも不明であるので、断層全体を一つの活動区間と仮定した場合の長さ(約38km)より、活動時の地震の規模のみを求めた。具体的な沼田―砂川付近の断層帯の評価の概要は以下のとおり。
 マグニチュード:7.5程度、過去の活動が明らかではないため地震発生確率は不明
注15: 津軽山地西縁断層帯(西部、東部とも)、菊川断層帯、長良川上流断層帯、鴨川低地断層帯、五日市断層帯(五日市断層及び己斐−広島西縁断層帯)、木曽山脈西縁断層帯(清内路峠断層帯)、屏風山・恵那山−猿投山断層帯(赤河断層帯)、折爪断層、福井平野東縁断層帯(西部)、阿寺断層帯(佐見断層帯及び白川断層帯)、山田断層帯(山田断層帯主部)、西山断層帯、境峠・神谷断層帯(霧訪山−奈良井断層帯)、濃尾断層帯(温見断層南東部、濃尾断層帯主部の三田洞断層帯、揖斐川断層帯及び武儀川断層)、会津盆地西縁・東縁断層帯(会津盆地東縁断層帯)、三峠・京都西山断層帯(上林川断層)、雲仙断層群(北部、南東部)、横手盆地東縁断層帯(南部)、関東平野北西縁断層帯(平井−櫛挽断層帯)及び雫石盆地西縁・真昼山地東縁断層帯(雫石盆地西縁断層帯、真昼山地東縁断層帯南部)は、平均活動間隔が判明していないため、地震発生確率を求めることができない。
注16: 石狩低地東縁断層帯は、主部及び南部に分かれると評価されている。このうち断層帯主部について将来の地震発生確率が示された。また、断層帯南部は、最新活動時期、平均活動間隔とも不明であるので、断層全体を一つの活動区間と仮定した場合の長さ(23km以上)より、活動時の地震の規模のみを求めた。具体的な断層帯南部の評価の概要は以下のとおり。
 マグニチュード:7.1程度以上、過去の活動が明らかではないため地震発生確率は不明
注17: 柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯は、柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯主部及び浦底−柳ヶ瀬山断層帯に分かれると評価されている。さらに、柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯主部は、過去の活動履歴から、北部・中部・南部の3区間に分かれると評価されている。このうち柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯主部北部について将来の地震発生確率が示された。その他の区間は、最新活動時期、平均活動間隔とも不明であるので、断層全体を一つの活動区間と仮定した場合の長さより、活動時の地震の規模のみを求めた。それらの区間の具体的な評価の概要は以下のとおり。
 柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯主部中部  マグニチュード:6.6程度、平均活動間隔が判明していないため地震発生確率は不明
 柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯主部南部  マグニチュード:7.6程度、平均活動間隔が判明していないため地震発生確率は不明
 浦底−柳ヶ瀬山断層帯      マグニチュード:7.2程度、過去の活動が明らかではないため地震発生確率は不明
注18: 津軽山地西縁断層帯は、北部及び南部に分かれると評価されている。注15でも述べたように、平均活動間隔が不明のため、地震発生確率は求めることができないが、最新活動時期が1766年であり、地震後経過年数が短いため、近い将来の地震発生確率はごく小さいと考えられる。なお、最新活動と考えられる地震の規模が断層帯の長さに比べて大きいため、発生する地震の規模は幅を持った値としている。
注19: 折爪断層は、将来の活動可能性を明確にするために必要な資料が十分得られていない。鮮新世の地層を大きく変位させているので、第四紀に活動した断層であることはほぼ確かであると考えられているが、第四紀後期に活動を繰り返していることを示す確かな証拠はこれまで発見されておらず、特に、北部の辰ノ口撓曲においては第四紀後期の活動性は衰えている可能性もある。このため、発生する可能性がある地震の規模についても、便宜的に最大値を記載しているものの、この値は断層全体が一つの区間として活動した場合の試算値に過ぎないことに注意する必要がある。
注20: 鴨川低地断層帯に関しては、活断層であるかどうかの確実な証拠に乏しく、活断層としての存在そのものについて疑問視した調査結果も報告されている。よって、今後、本断層帯の活動時期や活動性に関する確実な資料を得る必要がある。
注21: 福井平野東縁断層帯(西部)は、注15でも述べたように、平均活動間隔が不明のため、地震発生確率は求めることができないが、最新活動時期が1948年であり、地震後経過年数が短いため、近い将来の地震発生確率はごく小さいと考えられる。
注22: 境峠・神谷断層帯のうち、主部は、最新活動時期が3000年もの年代幅がある上に、平均活動間隔も3倍以上の幅がある。このため、これらの値から算出した地震後経過率は、0.3-2.7と大きな幅があり、地震発生確率も大きく幅を持たせた値となっていることに留意する必要がある。
注23: 神縄・国府津−松田断層帯及び鈴鹿東縁断層帯については、過去に一旦長期評価を公表しているが、その後、再度交付金活断層調査が行われ、過去の活動履歴に関して有用なデータが得られたため、評価の一部を見直した。
なお、従前の評価における両断層帯の評価は下記のとおりである。
  ・神縄・国府津−松田断層帯   30年確率 3.6%、 50年確率 6.0%、 100年確率 12%
  ・鈴鹿東縁断層帯        30年確率 0.50%以下、 50年確率 0.83%以下、 100年確率 1.7%以下
注24: 邑知潟断層帯は、最新活動時期が十分絞り込まれておらず、通常の手法では平均活動間隔を求めることができない。
そこで、過去の活動時期から、約4900年前−9世紀に3回の活動があったとして平均活動間隔を求めている。また、地震発生確率の計算に際しては、通常のBPT分布を用いることができるだけの信頼度がないと考えて、ポアソン過程で求めた。
注25: 別府・万年山断層帯(大分平野−由布院断層帯西部)は、最新活動時期が十分絞り込まれておらず、通常の手法では平均活動間隔を求めることができない。
ここでは、過去の活動時期から、約2000年前−18世紀に2回の活動があったとして平均活動間隔を求めている。また、地震発生確率の計算に際しては、通常のBPT分布を用いることができるだけの信頼度がないと考えて、ポアソン過程で求めた。
注26: 雲仙断層群(北部、南東部)は、平均活動間隔が求められていないため、地震発生確率は不明となっている(注15)。
しかし、信頼度が低い情報ながら、これらの断層帯における平均変位速度は1m/千年程度に達する可能性が指摘されている。このため、これらの断層帯においては平均活動間隔が最新活動時期からの経過時間よりも短い可能性もあり得るため、注意が必要である。
上記表中、「ほぼ0%」とあるのは、10-3%未満の確率値を表す。
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