6−2 地震の規模の経験則を知って防災に活用しよう

余震の情報ではある規模(マグニチュード=M)以上となる余震の発生について予測しますが、被害に結びつく震度がどうなるかは予測が困難です。しかしながら、これまでの多くの地震の経験から、規模の大小で震源の直上の震度はどれぐらいになり、被害はどの程度になるか、おおよそのことが分かっています。

発表される規模をこの経験則に照らし合わせてみると、震度がどのようになるか、かなり予測できます。余震情報の発表のさい、この経験則をもとに震度についても、おおよその予測を説明することになっています。

主な経験則を紹介しますので、うまく活用して防災に役立ててほしいと思います。

例えば、余震情報でM6以上の余震が起きる確率について発表された場合は、経験則1のEを見ますと「M6前後の地震で震源が内陸で浅い場合には小範囲で被害が生じます。津波が発生することはほとんどありません」とされています。経験則2のAには「陸域の浅いところにM6.0の地震……、震度5弱の半径は約8km、震度6弱の半径は約2kmになります」とされています。このことから、M6の余震では、被害の出始める「震度5弱」以上の強い揺れは、震央近くの極めて狭い範囲に限定されることが予測されるのです。